西村茂樹は、明治20年に『日本道徳論』を公にして、西欧の模倣と追随に終始する政治や社会の在り方に警鐘を鳴らし、国民道徳の確立を訴え、晩年は全国を行脚してこの国民道徳の実践普及に生涯を捧げました。
日本弘道会は、西村茂樹の創立の精神を受け継ぎ、明治、大正、昭和、平成と変転する社会情勢の中にあって、一貫して国民道徳の振興という松明をかかげて国民運動を展開して参りました。
現在我が国は、第二次大戦の廃墟からよく立ち直って経済復興を遂げましたが、経済優先、金銭万能の風潮が瀰漫し、政治、経済、社会、教育の分野において倫理性の欠如による退廃が目立っており、西村茂樹が理想とした品格ある道義国家の在り方とは程遠い姿となっております。
私どもはこの現況の中にあって、自ら道徳的人間になろうと努めるとともに、政治、経済にも倫理性を求め、品格ある道義国家日本の建設に力を尽すべく、国民運動をたゆみなく展開していく覚悟であります。
この国民運動に志ある多くの方々の御参加を期待しております。
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